未来から突然届いた手紙が巻き起こす青春SFラブストーリー『orange』
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未来から突然届いた手紙が巻き起こす青春SFラブストーリー『orange』

この記事を書いた人

彅野アン

漫画、グルメ、写真など、私の好きなことを、文章で皆さんに届けるお仕事をしています。マイソウル漫画は『脳内ポイズンベリー』『たいようのいえ』。自宅にはふわふわ系だけでなく、少年・青年漫画も800冊ほどあります。漫画の魅力を1人でも多くの人に…!【Instagram:@nagino.an

誰しもが一度は目にしたことがある「王道少女漫画」。

しかし「小さいときは読んでたけど、最近はあんまり縁がないかも」「キュンキュンするだけの漫画は飽きちゃうんだよねえ」といった人が多いかもしれません。

そこで今回は、高野苺さんが手掛ける『orange』(双葉社)をピックアップ。

『orange』は普通の少女漫画とは少しベクトルの違う「青春SFラブストーリー」として物語が展開されています。

刺激や種類の異なるキュンキュンや、ハラハラ感が楽しみたい時に読んでみてくださいね。

(出典:orange(1):高野苺)

あらすじ

『orange』の主人公は、高校2年生の高宮菜穂(たかみやなほ)

相手の気持ちを優先してしまうが故に、自分の意見が強く言えない女子高生として描かれています。

ある日、菜穂のもとに一通の手紙が届く場面からストーリーは動き始めます。

『高宮菜穂様
高校二年生の私、元気ですか?
私は10年後の未来から手紙を書いています。
なぜ高校二年生のあなたにこの手紙を書いたのかというと、あなたにどうしてもかなえてほしいお願いがあるからです。

―4月6日
・朝、目覚ましをかけ忘れて人生初の寝坊。
・6組に東京から転校生がやってくる。
名前は「成瀬翔(なるせかける)」』

この奇妙な手紙を最初はいたずらや偶然だと思う菜穂でしたが、その後も手紙の内容は現実とピタリと言い当てる内容ばかり。

『・翔に一緒に帰ろうと誘っても翔は断る。
◎この日だけは翔を誘わないでほしい。絶対に。』

手紙にはこう書いてありましたが、結局菜穂たちを含むいわゆる“いつめん”グループは、翔と一緒に放課後を楽しむことになりました。

その日を終えて手紙と自分の日記を改めて見比べると、手紙と日記の内容はほぼ書き写しと言っていいほど類似していることに気が付きます。

菜穂は、「これ…本当なんだ…」「これが本当なら……それなら見たくない。未来なんて知らなくていい」と手紙の続きを封印してしまいます。

のちのこの判断が今後の物語をどのように動かしていくのか、10年後の菜穂が高校二年生の菜穂に叶えてほしかったお願いとは何なのか…。

物語が進むうちに、菜穂と翔の関係性やいつめんとの付き合い方なども変化していきます。

『orange』は全5巻で完結。

巻数も比較的手に取りやすく、物語も男女問わず読みやすいスピード感で描かれています。

また『orange』は最終話まで読んだ後にもう一度読み返したくなる魅力を持っている漫画。

「あの時のあの行動がここにつながっていたのか!」「この時の表情はこの意味を持っていたのか!」という発見ができるストーリーです。

一度だけでなく二度三度と物語をかみしめたくなるような漫画なので、ぜひチェックしてみてくださいね。

実写化&アニメ化もされている超話題作に!

繊細な絵柄と独特の世界観が特徴の『orange』は、2015年12月に映画化されています。

主人公の菜穂には若手実力派女優の土屋太鳳(つちやたお)さん、転校生の翔には山崎賢人(やまざきけんと)さんが抜擢。

「まれ」(NHK)で息ピッタリの演技を見せてくれた2人の共演ということで、世間は大盛り上がり。

実際にSNS上には、

「まれの眼福コンビが『orange』のキャストになってて嬉しかった!」

「2人とも実力のある役者さんだからどんな雰囲気に仕上がるのか楽しみ!」

「2人の演技が『orange』の世界観を壊さず、むしろリアリティーさを出してくれたので、『orange』は実写化してよかった漫画だと思う!」

という声が続出していました。

また2016年夏にはアニメ化、16年冬には「orange―未来―」というタイトルで期間限定のアニメ上映もされています。

漫画界だけにはとどまることを知らず、映画やアニメなど活躍の場を確実に広げている『orange』。

どちらも漫画の内容にリアリティーさをプラスしており、漫画の世界観を殺さずに1つの作品として仕上がっています。

原作ファンになった人は、機会があればアニメや実写版の『orange』ワールドも満喫してみてくださいね。

まとめ

今回は、高校生の恋愛×SF設定を組み合わせた2.5次元漫画『orange』を紹介していきました。

恋愛要素だけでなく友人関係や家族の問題、信教の変化などを的確かつ不純な要素なしに描いている『orange』。

「ソウル漫画に出会いたい」「漫画で感動を味わってみたい」という人におすすめなので、ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか?

参考・引用
https://www.tbs.co.jp/kimisumi/original/

今回紹介した作品はこちら

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