笑いあり癒しありの、世界に挑む二人の逆境物語「寄宿学校のジュリエット」
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笑いあり癒しありの、世界に挑む二人の逆境物語「寄宿学校のジュリエット」

この記事を書いた人

鶴岡 枝里香

漫画大好きwebライター。毎月3万は漫画に注ぎ込んでいる。読んでいるジャンルは恋愛、ホラー、グロ、サスペンスと幅広く、お気に入りは「無能なナナ」「憂国のモリアーティ」「人狼ゲーム」等、展開の読めない心理戦のある漫画が主。漫画でストレス解消しているので、漫画がやる気スイッチ。

仕事帰りなど、ふと癒しがほしい時ありませんか?

YouTubeで動物の動画を見たり、頑張った自分へのご褒美にスイーツを堪能したりと、癒し方はいろいろあると思います。今回は、私自身がこれは癒しだ!とドヤ顔で言える漫画をご紹介します。

あのウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』を翻案した作品、「寄宿学校のジュリエット」です!

寄宿学校のジュリエット 1
(出典:寄宿学校のジュリエット(1):金田陽介)

「寄宿学校のジュリエット」あらすじ

ダリア学園という寄宿学校に通う犬塚 露壬雄(いぬづかろみお)は、東和国(とうわこく)の学生が寄宿する「黒犬の寮(ブラックドギーハウス)」で高等部1年生のリーダーを務めています。

そんな彼には誰にも打ち明けることが出来ない秘密がありました。

東和国と敵対関係にあるウェスト公国の「白猫の寮(ホワイトキャットハウス)」高等部1年生リーダーであるジュリエット・ペルシアに片思いしていたのです。

犬塚はペルシアと付き合うために、学園を変革すべく監督生になることを決意。
すると、犬塚のもとに次々と個性豊かなキャラクターが勝負を仕掛けてくるのでした。

自分を持っているヒロインに心打たれる!

主人公の犬塚はもちろんですが、わたしはそれ以上にヒロインであるペルシアが自分を持っており、さらに意思も強くて尊敬しています。

ペルシアの出身ウエスト公国は、今も貴族制度が残る国でした。伯爵号を持つ家の一人娘のペルシアですが、爵位や財産を継ぐことなどできるわけもなく、このまま一族は途絶えてしまうのではないかと大きな不安を強く抱えていました。

そんな中、幼いペルシアは自らの足で立ち上がります。男に負けない力、他の貴族に見下されない賢さ、そして誰も逆らえない権力を手に入れることに誰よりも執着するのです。その結果、ダリア公国の白猫の寮のリーダーとして寮生を率いていけるほどの実力を示します。

少女漫画の多くはイケメンに守られているヒロインが多いですが、この作品ではヒロインが物理的にも精神的にも強いです。ペルシア自身が大きな逆境を目の前にして堂々と解決していくので、気落ちしている時に読むと、勇気をもらいます。また、ペルシアが可愛いのでかなり癒されます。ここ大事。

ところどころに笑いあり


ヒロインのペルシアはとても真面目な印象を与えますが、主人公の犬塚はバカでヘタレで見ていて飽きません。

たとえば、ペルシアが黒犬の寮のメンバーに襲われたとき突如、敵対関係であるにもかかわらず犬塚は彼女を助けました。そんな犬塚に疑問を持ったペルシアは、彼に本気を見せてほしいと決闘を申し込みます。
それは、これまで事あるごとに犬塚がペルシアの身を案じて攻撃を手加減したり、ペルシアを喧嘩から遠ざけようとしたりしていたためでした。

ここが正念場っていうときに、犬塚がやらかします。犬塚はペルシアの本気を見せてほしい、という言葉を別の意味で履き違えるのです。
本気で力を示してほしい(物理)を犬塚は誤って、「本気の告白を見せてほしい」と勘違いします。

…いや、この流れでしないでしょ!思い込みが激しすぎる…(笑)

そして決闘中の、しかも器用に剣で攻防を繰り返しながら犬塚が放つ言葉がツボなのですが、それは是非、ご自身で読んで確かめていただきたいです。

疲れてふと一息したい人や癒しを求めている人にオススメ

癒しにはそれぞれあると思いますが、わたしは可愛い女の子でちゃんと意思のある子が好きです。そのため、この漫画はとても魅力的で、癒しとともに元気ももらえます。

またこの作品にはヒロインのペルシア以外にも様々な問題を抱えたキャラが多く登場します。その際、ペルシアの前ではデレデレの犬塚もたまに良いことを言ったりするので、とても前向きになれる作品です!

今回紹介した作品はこちら

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