理想の朝食は見つかった?『いつかティファニーで朝食を』
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理想の朝食は見つかった?『いつかティファニーで朝食を』

この記事を書いた人

彅野アン

漫画、グルメ、写真など、私の好きなことを、文章で皆さんに届けるお仕事をしています。マイソウル漫画は『脳内ポイズンベリー』『たいようのいえ』。自宅にはふわふわ系だけでなく、少年・青年漫画も800冊ほどあります。漫画の魅力を1人でも多くの人に…!【Instagram:@nagino.an

皆さんは、“好きな朝食メニュー”はありますか?

トーストや白米・味噌汁といった定番メニューが好きな人もいれば、食べないという選択をする人もいるかもしれません。

そんな皆さんに今回おすすめしたいのは、マキヒロチさんが描く『いつかティファニーで朝食を』(新潮社)というストーリーです。

『いつかティファニーで朝食を』に出会うまでの私は、ただ平凡に仕事に励み、毎日の生活に「喜び」や「特別感」を感じることもありませんでした。

しかし毎日キラキラと自分の生きたいように生きている主人公たちに惹かれ、いつしか私自身も朝食巡りに出かけていたり、少しの発見を楽しめるようになっていました。

「自分の世界を広げたい」

「毎日ワクワクと生活したい」

「憧れの生活を見つけたい」

そう思っている人にはぜひ読んでいただきたい作品となっていますよ。

あらすじ

物語の主人公は都内に住んでいる28歳の佐藤麻里子(さとうまりこ)

麻里子には付き合って7年の同棲している彼氏・創太郎(そうたろう)がいますが、「毎朝一緒に朝ごはんを食べる」という約束を果たしてくれないことに苛立ちを覚えていました。

“別れフラグ”が立ってしまった時にふと思い立ったのは、「仲良しメンバーと朝食を食べに行く」というアイデア。

BARの店長、ヨガインストラクター、専業主婦とそれぞれ肩書きの異なる友人たちと、ずっと気になっていたカフェに朝ごはんを食べに行きます。

集まった4人は創太郎の愚痴話をしますが、朝食が運ばれてきた途端に話は一気にグルメの話題に

「このハンバーガー…パティがカリカリなのにジューシー」

「バンズもパリッとして中がフワフワッ」

「スクランブルエッグのトロトロ感も完璧!」

(引用元:いつかティファニーで朝食を/マキヒロチ/1巻より)

と、悩みを吹き飛ばすほどの朝食に、4人とも自然な笑みがこぼれます。

そして美味しい朝食を食べてエネルギーチャージをした麻里子は、

「私、自分の気持ちに逆らいたくない」

「自分勝手かもしれないけど大事にしてるもの、大事にしてみたい」

(引用元:いつかティファニーで朝食を/マキヒロチ/1巻より)

と宣言。

創太郎との別れを決め、豊かな朝ごはんを取り戻すために動き出しました。

同漫画は1話完結の短編漫画です。

短い時間でサクッと読めるので、漫画を読む時間がない人にもおすすめですよ。

実際に存在しているお店なんです!

『いつかティファニーで朝食を』が創刊から長く支持されている理由の1つに、「漫画に出てくるお店が実際に存在している」というポイントがあります。

実際に私も麻里子たちの朝食に憧れて、1巻に出てくる「ル・パン・コティディアン」というパン屋さんに足を運んだことがあります。

いつもよりちょっと早起きして、朝の8:00頃にお店には到着。

出勤の時間を有効活用して、パン屋さんを目指すのはとっても気持ちが良いものですね。

漫画を持参しながら訪れたのですが、1番びっくりしたのはその忠実さです。

お店はもちろん実際にあるメニューや内装までもが細やかに再現されており、麻里子がひょっこりと顔を出すんじゃないかとワクワクしながら朝食を楽しむことができました。

『いつかティファニーで朝食を』以外にも、実際のお店をモチーフにしたグルメ漫画は数多く存在します。

しかし「悩める女性」「都内で食べられるリーズナブルなお店」にスポットを当てている漫画は珍しいのではないでしょうか。

朝を大切にすると、せわしなく過ぎる毎日もただの1日でなく、特別な朝へと変化します。

毎日をスペシャルな朝にするために、貴女も麻里子たちと同じように「朝活」を始めてみてはいかがでしょうか。

麻里子の元彼が主人公の『創太郎の出張ぼっちめし』

冒頭で麻里子に振られてしまった創太郎は、同漫画の中ではサブキャラとして登場。

しかし別冊で『創太郎の出張ぼっちめし』という漫画も発売されています。

麻里子とのすれ違いに納得出来ず、仕事に明け暮れる創太郎の「その後」が描かれている『創太郎の出張ぼっちめし』は、同漫画と併読するとさらに物語の背景が鮮明に見えてきます。

麻里子の「一緒に朝食が食べたい」という要望の本当の意味に別れてからやっと気づく創太郎。

「相手がいなくなってからその大切さに気づく」

『創太郎の出張ぼっちめし』は、実に自分勝手で人間臭くて、リアリティのあるアラサー男子の物語。

ぜひ『いつかティファニーで朝食を』と一緒にその世界観を楽しんでみてくださいね。

『いつかティファニーで朝食を』から学ぶ、日々の大切さ

物語の中では、麻里子の「大事にしてるもの、大事にしてみたい」という発言から、麻里子を取り巻く4人の環境も変化していきます。

自分のちょっとした気持ちの変化に気づいて思うがままに行動してみる、長年のしがらみからの脱脚、本当の恋に突っ走ってみる…。

朝食を食べることで気分を高めて、自分のことをゆっくり見直す時間が作れた4人は、この後どのように「自分ライフ」を楽しんでいくのか。

ぜひ、等身大のアラサー女子を本編で覗いてみてくださいね。

今回紹介した作品はこちら

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