変わり映えのない毎日を過ごすあなたへ。荒川アンダー・ザ・ブリッジがおすすめ
  • 荒川アンダー・ザ・ブリッジ

変わり映えのない毎日を過ごすあなたへ。荒川アンダー・ザ・ブリッジがおすすめ

この記事を書いた人

樽瀬川

「読みやすく、わかりやすい」をモットーに書いています。幼少期から少年漫画を読んで育ちました。主に少年漫画や青年漫画を女性視点で紹介しています。マンガを読んで元気になって、日常生活を戦うパワーをもらいましょう!

毎日同じ日々の繰り返し。代り映えのしない日常に、ストレスが蓄積されていく。
そんな時にリフレッシュする方法は「非日常」に触れる事です。

旅行に行ったり、映画を見たりと色々な方法がありますが、手っ取り早いのはマンガの世界に入り込むこと。

「荒川アンダー・ザ・ブリッジ」は、そんな非日常の世界に入り込めるマンガです。

荒川アンダー・ザ・ブリッジの概要

(出典:荒川アンダーザブリッジ(1):中村光)

「聖☆お兄さん」の作者である中村光(なかむら ひかる)さんが手がけたマンガで、2010年にはTVアニメ、2011年には実写ドラマ化し、2012年にはドラマの劇場版も公開されました。

主人公である市ノ宮行(いちのみや こう)は、世界トップクラスの企業の一人息子。

文武両道で何をしても一流の超エリートです。市ノ宮の家訓である「人に借りを作るべからず」という教えを、忠実に守ってきました。

けれどある日、ひょんなことから荒川で溺れかけていた所を、ホームレスの少女「ニノ」に助けられます。

命の恩人である彼女に借りを返そうとする行は、「何が欲しいか」と聞きました。すると、返って来た答えは……。

「私に恋をさせてくれないか?」

荒川アンダー・ザ・ブリッジの魅力① 個性豊かな登場人物

ニノに恋をさせるため、行はニノの恋人となりました。
「毎日会わないと顔を忘れてしまう」というニノのために荒川河川敷に暮らすことになります。

けれどその河川敷ホームレス村の人々は、行が始終ツッコミをいれてしまうほど個性豊かな人物でした。

★ニノ

まず、ヒロインであるニノは、ワンレングスの長い金髪がチャームポイントのクールな女の子。

表情は一貫して無表情ですが、行が彼女に「借りを返す」という枠を超えて恋をするようになると、彼女も行に向けて笑顔を向けるようになります。

芯が強く、物理的にも強い彼女ですが、自分の事を「金星人」と名乗り、「地球のルールはよく解らない」といいます。

行はそんな彼女の言動を「電波さん」と言っていますが、人並み外れた身体能力を持っていたり、読者にしか解らないシーンでは水中で1時間以上も過ごしたりと、もしかしたら本当に金星人? と思える謎が多い人物です。

基本一話完結型ですが、彼女の謎を解明するのが根幹のストーリーとなっています。

★村長

荒川で暮らす事になった行が最初に会った人物が、「村長」です。

しかしこの村長の姿は、なんとカッパ。驚く行の目に見えたのは、背中のチャックでした。

着ぐるみでしょう? とツッコミを入れられますが、村長はあくまでカッパであると主張します。

河川敷で暮らすには、村長に名付けてもらう事が必須ですが、行がもらった名前は「リクルート」でした。

以降、行は「リクルート」「リク」と呼ばれることになります。

この村長どうやらニノの謎を知っているようで、人知れずニノを守る行動を取ったり、たまに着ぐるみを脱いだ姿で暗躍したりします。

彼の暗躍で、ストーリーが少しずつ進みます。

★その他の人物

他にも、ニノに片思いする「星」や、河川敷の教会の「シスター」(男性)、白線の上から絶対に出ない「シロ」や、超能力を隠すために鉄仮面を被っている幼い兄弟など、個性的な人々が登場し、その度にリクがツッコミを入れるのがとても面白いです。

荒川アンダー・ザ・ブリッジの魅力② たまに切ない気持ちにさせるエピソード

基本は一話完結のギャグマンガですが、荒川アンダー・ザ・ブリッジでは、1人1人が誰かに恋をしています。

両想いの恋人同士だったり、片思いだったり、その恋愛模様は様々です。

ぶっ飛んだ言動を繰り返す登場人物ですが、みんな誰かを想う気持ちは真剣で、思わず共感してしまう事も多いでしょう。

辛くて切ない気持ちを吐露するシーンは、思わずホロリと来てしまいます。

しかし、基本はギャグマンガなので、最後にキッチリとオチがついているので、切ない気持ちを読後まで引きずることはないでしょう。

荒川アンダー・ザ・ブリッジの魅力③ 巻末の美麗なカラーマンガ

荒川アンダー・ザ・ブリッジの単行本には、巻末にカラーのマンガがついています。

本編のギャグとは打って変わった雰囲気で、モノローグと繊細ながらも大胆な筆遣いで、まるで小さな窓から広い世界を見ているような感覚になります。

本編で大笑いした後、最後にあるこの漫画を見ると、外に飛び出したくなるような、どこか遠くの世界に目を向けたくなり、いつもの近所の道もきっと違った視点が見えてくるでしょう。

変わり映えのない毎日を過ごすあなただからこそ、読んで欲しい

いつも変わらない毎日を送っていると、どこか表情が固く、感情が乏しくなってくる気がしませんか? 

荒川アンダー・ザ・ブリッジを読んで見てください。

笑って、ホロリとして、また笑って、最後に前を向いて歩きたくなるようなマンガです。

休日の朝、前日の寝る前に読むと「明日は外に出てみよう」と思えるはず。きっとあなたにとっての「荒川河川敷」が見つかるかもしれませんね。

今回紹介した作品はこちら

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