切ない物語×美麗なイラスト=最強!『魔法使いの嫁』に癒されよう
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切ない物語×美麗なイラスト=最強!『魔法使いの嫁』に癒されよう

この記事を書いた人

たかれん

子どもの頃に中学生の女の子がアイドルになるコミックを読んで漫画の世界に一目惚れ。恋愛/感動/ギャグ/グルメ/癒し/動物など、ジャンル問わず読む“雑食系”です。特に青春系感動ストーリーは爆泣きします。少女・少年・女性・青年漫画どれも読みますが、作画がキレイなもの、ストーリーが深いものが好みです。年間1000冊以上読む中でも選りすぐりのものをご紹介します。

小人や、怪物、狼男、妖精、魔女――そして、魔法使い。
さまざまな生き物たちが織り成す、美しくて、切なくて、少し危うくも、固まった心を解きほぐしてくれるような優しい物語。

日々の生活で疲れてきた身体を、そんな漫画で癒しませんか?
今回ご紹介したいのは、そのストーリー性と美麗なイラストで人気を博しているファンタジー漫画『魔法使いの嫁』です。

『魔法使いの嫁』作品情報〜あらすじ〜

(出典:魔法使いの嫁(1):ヤマザキコレ)

本作のヒロインである羽鳥智世(チセ)は、身寄りのない15歳の女の子。
生きる術を持たない彼女を「買った」のは、とある孤独な魔法使いでした。

チセと、魔法使いと、「隣人」と呼ばれる妖精や小人といった類いの生き物たち。
その日々を、新進気鋭の作家・ヤマザキコレが丁寧に鮮やかに描きます。

厚いベールの裏 無粋なセメントの 壁の向こう 山に霞む木々の奥
その世界は
私たちの すぐそばに 息づいている
引用元:ヤマザキコレ『魔法使いの嫁』,BLADE COMICS,2016年 p7

さあ、一緒にページを開いて、彼女たちの世界を覗かせてもらいましょう。

捨てられた子と、世に馴染めぬ魔法使い

チセは幼い頃に親を失い、また親戚の間でも “……あんな お荷物 引き取れないわよ” “遺産もまるで 無いんでしょ? 引き取り損じゃない” と邪魔者扱い。

同年代の子どもからも “お前 親に捨てられ たんだって?” と暴言を吐かれ、世の中に対して一種の諦めを持っていました。

自分を「購入した」相手に対しても、“私なんかに あんな金額を ポンと出しちゃって このヒトは なんだろう…” と考えるんです。

金銭でやりとりされることへの怒りではなく、相手への嫌悪でもなく。ただただ相手の行動を疑問に思っているんです。

この一言だけでも、チセがどんな人生を送ってきたのか、どれほどの独りで苦しみを抱えてきたのか、絶望を味わったのか、理解できる気がします。

その一方で、チセを購入し “君を 僕の 弟子にする” と言った者も、チセと同じように孤独と絶望を知っている者。

「人ならざる者」である彼 エリアス・エインズワースは、世間と一線を画した生活を送っている魔法使い。

長らく人と距離を置いてきたエリアスのコミュニケーション力と表現力は人間の子ども以下で、自分の感情を理解できずに、そもそも感情を持つのかさえも分からないような状態でした。

人外の生き物に弟子として買われたチセ。
人間の感情に興味を持ち、大人びていると思いきや突然子どもらしさを覗かせるエリアス。

そして、そんな二人を囲む、人や、妖精や、魔女たち。
彼ら彼女らの日々は、美しくも、儚く、そして純粋に、「ひとの心を想うこと」というのはどういうことなのかを、教えてくれるのです。

幻想的な世界に浸りたい時はこちらへ

そして、そんなすてきな物語をより一層神秘的なものにするのが、美麗なイラスト。
特にエリアスたちが魔法を使う姿は、イラストなのに今にも動き出しそうで、木々のざわめきや風の流れ、香りまで感じ取ることができます。

これはもうぜひ、本編を見ていただきたい。

登場人物たちの表情の機微から、彼らの暮らす町並み、動物たちの毛並みや動き、道端に咲く花たちまで。

すべてが美しく描かれています。

まとめ

ちょっと疲れたなぁ、一休みしたいなぁという時。
この美しいイラストと、切なくもあたたかいストーリー。この二つが合わさった本作は、きっとあなたを癒すはず。

アニメ化もされ、話題沸騰中の本作。
気になる方は、ぜひ読んでみてくださいね!

今回紹介した作品はこちら

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