大人にこそ読んで欲しい!心に響く壮大な魔法冒険ファンタジー「マギ」
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大人にこそ読んで欲しい!心に響く壮大な魔法冒険ファンタジー「マギ」

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少年少女問わず漫画と旅が大好きなアラサー女子。特技は漫画喫茶で12時間ノンストップで読み続けること。好きな漫画は『花より男子』『フルーツバスケット』『鬼滅の刃』『ハイキュー』

長編漫画であり、アニメでも話題になっていたので知っているという方も多いかもしれません。

…しかし、絵柄から子供向けの作品だと思い込んでいませんか??

とんでもない!これは完全なる大人向け。

壮大な世界観と価値観で作られている冒険ファンタジーです。

友情、愛、魔法、貧困、権力闘争、信頼、裏切り、親子関係、奴隷問題、国家、政治、それぞれの正義と悪、、、

読み進めるうちに、深すぎて哲学書でも読んでるのではないかという気になってきます。

私の周りでも、いい大人になった友達何人かに勧めましたが、見事にみんなハマっていました(笑)

もちろんワクワクするような冒険物でもありますので、子供も十分楽しめちゃいます♪

気づいたらあなたも、マギの世界に夢中になっつているかも…?

(出典:マギ(1):大高忍)

概要とあらすじ

『マギ』は大高忍先生によって、2009年から2017年までの永きにわたって週間少年サンデーで連載されていました。

単行本は全37巻、大満足のボリュームとなっています!

この作品は、アラビアンナイトをモチーフとした世界から物語が始まります。

主人公の一人、青い髪をした小さな少年・アラジンは、ジンという魔法の精霊が潜む金属器を探して砂漠を旅していました。

もう一人の主人公、アリババは金髪の16歳(当時)の少年で、世界各地に突如現れた“迷宮(ダンジョン)”と呼ばれる古代遺跡を攻略し、大富豪になることを夢見ていました。

しかし、長いものに巻かれる日々で一歩踏み出せずにいたのでした。

そんな少年二人の出会いが彼らの、そして世界の運命を変えて行くことになるとは、本人たちも読者たちも知るよしはありません。

色々なダンジョンを攻略しながら、たくさんの国の様々な人たちと戦い、友達になり、困難を乗り越えていきます。

その物語全てが最終回に向かっての伏線であり、途中何度も「えーー!!!そうだったの!?!うそー!!」と驚く事実が、とても巧妙に明かされていきます。

ストーリーが進んでいくにつれて、国、世界、宇宙と規模がどんどんと壮大になっていくのも、読者が惹きつけられるポイント。

この漫画ほど、あらすじを簡潔にまとめる事が難しい漫画はないかもしれません(笑)

読み終わる頃には、まるで自分が一つの人生をやり終えたかと思うほどの没入感を、ぜひお楽しみください!

なんだかんだ愛される主人公アリババの魅力

この漫画の要とも言える主人公・アリババの魅力について解説していきます!

アリババ・サルージャは主人公ですが、完全無欠のヒーローではありません。

スラム街で育ち、初登場の時点では街の権力者の荷運びとして、長いものに巻かれる日々を送っていました。

全力でゴマをすり、いつか大富豪になるために利用してやろうという思いで、屈辱的な言葉をかけられても笑顔でやり過ごします。

初めて魔法の力を持つアラジンに出会った時も、ダンジョン攻略のために使える!という思いで取り入ります。

そう、いわゆる“ヒーロー”とは程遠い少年。

そしてヘタレでとにかくモテない。(公式設定)

しかしそんなアリババは、自分のためではなく“誰かのため”ならば、驚くほどの行動力を発揮することができるのです。

今回は、そんなアリババを象徴するセリフをいくつかご紹介します。

「てめえの汚ぇ酒で!!! 人の命が買えてたまるか!!バカ野郎!!」
(引用元:マギ/大高忍/コミック1巻のシーンより)

アリババが砂漠と奴隷を運んでいる最中に、砂漠の怪物と出くわします。

奴隷の命よりも酒を優先させようとした雇い主。

これまでどれだけ自分が虐げられていても笑っていたアリババが、自分の命を投げ出して雇い主を殴り、キレた瞬間でした。

「君は勇気ある人さ。
はじめて会った日を覚えているかい?
あの時きみは、おじさんに馬鹿にされて…
自分の夢や名誉のために怒ることはなかったね。
けれど…ほかの人の命の価値が馬鹿にされた時…
本気で怒り、戦い、助けに身を投げ出すことを、ためらいもしなかったね。」(引用元:マギ/大高忍/コミック2巻のシーンより)

アラジンが、自分の無力さに自信を無くすアリババにかけた言葉です。

このことがきっかけで、アラジンはアリババの中に隠された資質を見抜くのでした。

人間くさくて、時には迷い、間違え、後悔をしながらも、彼は誰かのためにという思いだけは揺らがず、最終的に世界中から人望を集める男へと成長していきます。

スラム街で生まれ育ち、自身の出生の秘密に翻弄され裏切られ、それでも何度でも人を信じ続けるお人好しの主人公。

読み終わる頃には、「アリババ…成長したなぁ…」と、一種の親心が芽生えていることでしょう(笑)

壮大な世界観へようこそ

アリババやアラジンだけではなく、それぞれが主人公級でたくさんの魅力あるキャラクターが活躍します。

ひとつの街から始まった物語はやがて国を動かし、世界を巻き込み、宇宙へと広がっていきます。

魔法冒険物としても充分に楽しめるストーリーですが、大人になった今だからこそさらに深いテーマを楽しむことが出来るでしょう。

次の日が休みの日に、一気に読み進めることをオススメします。

今回紹介した作品はこちら

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